「パセリ栽培は難しい?」初心者でも失敗しないLED水耕栽培のススメ
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パセリは料理に添えるだけで、見た目も味わいも格段にアップします。だけど、プランター栽培で失敗して以来ちょっと苦手意識が…。そんな私がリベンジしたのがLED水耕栽培キット!ふわふわ可愛いカーリーパセリがすくすく成長しました。今回は、自宅のキッチンガーデンで実際に育てたレポートとともに、初心者でも楽しめる育て方を紹介します。
パセリって、どんなハーブ?種類の違いも知っておこう

パセリは料理の彩りや香りづけにぴったりの万能ハーブ。じつは大きく分けて「カーリーパセリ」と「イタリアンパセリ(フラットリーフ)」の2種類があります。
●カーリーパセリ

●イタリアンパセリ

今回は、スーパーでもよく見かける「カーリーパセリ(モスカール種)」を、LED水耕栽培キットで育ててみました。
紫蘇が和の風を届けてくれる存在なら、パセリは西洋の香りをそっと運んでくれる存在。そんな視点で料理を彩ってみるのも、キッチンガーデンの楽しさのひとつかもしれません。
LED水耕栽培って、どうやるの?

LED水耕栽培キットは、土を使わずに水と液体肥料で育てる方法。LEDライトが日光の代わりになるので、日当たりの悪いキッチンでも問題なく栽培できます。
私が使っているのは、コンパクトなLED水耕栽培キット。種まきから発芽、収穫まで、すべてキッチンで完結しちゃうので、とっても頼りになるキッチンガーデン・アイテムです!
【用意したもの】
- カーリーパセリの種(モスカール種)
- LED水耕栽培キット
- スポンジ培地
- ピンセット(あるとよい)
- 液体肥料



【栽培方法】
1 種をピンセットでつまんで、スポンジ培地に3粒撒く
2 LED水耕栽培キットを12時間点灯モードで設定し、発芽を助けるプラスチックハットをかぶせる
3 根が出てきたら液体肥料を投入



【今回の育成データ】
- 発芽日数:10日前後に発芽確認
- 発芽適温:15~20℃前後(室内)
- 収穫:発芽から約1ヶ月でもりもりパセリに
- 育てやすさ:★★★★☆(ゆっくり成長。発芽さえすれば安定)

パセリは発芽に少し時間がかかるので、ちょっと心配になりますが大丈夫!LED水耕栽培キットなら、発芽条件が整いやすいので初心者でもしっかり発芽してくれます。
屋外のプランター栽培だと気温が低すぎて発芽しなかったり、発芽しても虫に喰われたりしますが、その心配も被害もありませんでした。

種自体が発芽不良の可能性があるので、確実に発芽させたい人は浸漬法(種を水に2時間浸して、沈んだ種だけをピックアップ)を試してみるのがおすすめです。
一度プランター栽培に挑戦して失敗した私は「今回は絶対に発芽させてやる!」という強い意志のもと、浸漬法でしっかり種を選別したので、発芽率は100%でした。
発芽してから収穫まで、私の場合は約1ヶ月。もりもりパセリ状態になるまで少し時間がかかったのは、栽培時期が3月だったので環境温度が低かったのかもしれません。それでもLED水耕栽培キットで、見事リベンジ成功です!
LED水耕栽培ならではのメリットと気をつけたいポイント

LED水耕栽培キットのメリットは、何といっても虫の被害に遭うリスクが低いこと。ウォーターポンプが可動しているので頻繁に水交換する必要もなく、忙しい人でも手間なく育てられるのがLED水耕栽培の頼もしさです。
LEDの光が当たる距離なども調整できるので、成長にあわせてコントロールしてあげると、徒長の心配もありません。
プランター栽培と比べると収穫量は控えめですが、パセリをむしゃむしゃと食べるわけではないので、私にとってはLED水耕栽培がベストの方法でした。
<メリット>
- 土を使わないので清潔。虫がわきにくい
- キッチンで管理できて時短&手軽
- LEDの光がスポットライトのようできれい
<注意点>
- 光量や温度が足りないと徒長しやすい
- 水の温度が低すぎると成長が鈍くなる
- 収穫量は控えめ。“ちょこっと使い”なら問題なし
キッチンガーデンにパセリがある暮らし、ちょっといいかも!

キッチンガーデンにパセリがある生活をしてみてわかったことは、実は“緑の名脇役”ってこと。サラダにしたり、刻んでパスタやアヒージョに沿えるだけで、お皿がパッと華やかになります。「買っても余らせがち…」という方こそ、自分で育てて“使いたいときに摘む”スタイルがぴったり。
LED水耕栽培キットなら、キッチンの一角が小さなガーデンに早変わり。忙しい日々の中でも、緑を育てる時間がちょっとした癒やしになってくれます。
ふわふわの葉を摘んで、料理にひとつ添える。そんなひと手間が、ちょっとしたご褒美になる気がしています。

