忙しくても育てられる!手軽で“高級感”のあるおすすめハーブ3選
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どんなに忙しくても、キッチンに立った瞬間に緑が目に映るだけで、ふっと気持ちが整いますよね。
今回は、育てやすくて料理に添えるだけで高級感を演出するハーブ3種ご紹介!親子で楽しめる観察ポイントや、ちょっとおしゃれなアレンジ例もあわせてお届けします。
ほんのひと鉢から始める、“香りある”暮らし

忙しい毎日の中でも、ほんの少しの緑があるだけで、ふっと心がゆるむ瞬間があります。
それが、香りのあるハーブだったなら、育てる楽しさだけでなく、摘む喜びや、料理に添えたときの感動を味わうことができます。
今回は、育てやすくて手間いらず、それでいて料理に添えるだけで高級感を演出できる3種類のハーブをご紹介します。
お子さんと一緒に観察や収穫を楽しめる“自由研究気分”も含めて、手軽にはじめられるキッチンガーデンの入口として、ぜひ参考にしてみてくださいね。
育てやすくて映える!“高級感ハーブ”おすすめ3選

ハーブ栽培の定番と言えばミントやバジルですが、今回はちょっと珍しくてSNS映えするハーブを選んでみました。
■ チャービル(セルフィーユ)

ふんわりレースのような葉っぱが特徴で、甘く上品な香りがフレンチ気分を演出してくれるチャービル。香りも見た目もとても繊細で、包み込むような雰囲気があって、まるで小さな森のレースのようです。
パセリの仲間ですが、見た目も香りもずっと上品で、料理に添えるだけでふわっと洗練された印象になります。葉を触った瞬間に甘くやさしい香りが広がって、ふっと心がほぐれます。
・発芽日数:およそ7〜14日
・発芽適温:15〜20℃
・育てやすさ:★★★☆☆(半日陰OK/高温にやや弱い)
■レモンタイム

清涼感のある香りで、グリル料理や焼き野菜にレモンタイムを添えれば、まるで“カフェメニュー”に。タイムの中でも香りがいちばん明るくて、ちょっと気分を変えたいときにぴったりの存在です。
レモンのような爽やかさとハーブらしい清涼感があって、葉を指でこするとキッチンに小さな風が吹いたような気分になります。
とても丈夫で、乾燥にも強く、香りがずっと続くので「育てやすさ」と「高級感」のバランスが絶妙なハーブです。
・発芽日数:10〜14日
・発芽適温:20℃前後
・育てやすさ:★★★★☆(乾燥に強く、虫もつきにくい)
■ ディル

ディルの香りはちょっと不思議で、どこかエキゾチック。サーモン料理やピクルスなど、北欧料理に欠かせない香りです。
ポテトサラダがレストランの味になったり、他のハーブでは代用できない“深み”があります。細かく繊細な葉は見た目にも涼やかで、ふわっと広がる香りで食卓に新しい風を運んでくれます。
・発芽日数:5〜10日
・発芽適温:20℃前後
・育てやすさ:★★★☆☆(移植を嫌うので直まきまたは深めのポット育苗がおすすめ)
観察・香り・収穫も。親子で楽しむ“ミニ自由研究”

今回ご紹介するハーブは、およそ1週間程度で発芽するので、育つ楽しみを手軽に実感できます。ぜひお子さんと一緒に、“ミニ自由研究”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハーブを触ったお子さんから「何だか優しい気分になる香りだね」といった感想が聞けるのも醍醐味のひとつ。それぞれ異なる葉っぱの形や成長を観察するのも、親子の記憶に残る体験になるはずです。
<観察レポートの一例>
- 芽が出た日を記録する
- 葉の形の違いを比べてみる
- 指でこすって香りの違いを感じてみる
- お料理での“変身”ぶりも記録に残す
おうちで育てるための、基本の道具

ハーブ栽培に必要な道具は、何も特別なものはありません。ホームセンターの園芸コーナーでひと通り揃うのも嬉しいところ。
ハーブ栽培をきっかけにキッチンガーデンに興味を持つ人も少なくないので、ぜひ今回の記事を参考にチャレンジしてみてください。
道具 | ポイント |
鉢 or ポット | 直径10〜15cmくらいのもの。底穴が空いているものを |
培養土 or ハーブ用土 | 水はけ・通気性重視。種まき用はふわふわ軽い土を選んで |
スプレーボトル or じょうろ | 双葉期は優しく霧吹きがベスト。根が育ったらじょうろでOK |
ネームプレート | 子どもと一緒に名前を書いて、観察意識を育てるアイテムに |
種 or 苗 | チャービル・タイムは種から/ディルは直まきが向いています |
いつもの料理にちょっとの魔法。アレンジ料理でおしゃれに!

今回ご紹介したハーブ3種は、料理に沿えて高級感を演出できるところがポイント!例えばポテトサラダにディルを添えるだけで、見た目も味わいも2倍増しに。
他にも私のおすすめは「チャービル × 目玉焼きトースト」「レモンタイム × ポテトフライ」。育てて楽しく、摘みたてを料理に使って嬉しいのがハーブの魅力です。
それぞれのハーブごとに一例を載せておくので、ぜひお料理してみてください。
・チャービル料理例:卵料理・ポテトサラダ・クリームチーズトーストに添えて
・レモンタイム料理例:ロースト野菜、焼きかぼちゃ、フライドポテトの上にそっと一枝
・ディルの料理例:スモークサーモン、ヨーグルトディップ、ポテサラ
まずはひと鉢。ハーブがあると暮らしと心持ちが変わります

育てる、香る、摘む、味わう──。そんな一連の体験が、日々の暮らしを少しずつ整えてくれます。
親子で育てたひと枝のハーブが、お皿の上でキラリと映える瞬間。その小さな豊かさが、きっとあなたの一日を特別にしてくれるはずです。