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ピリッと大人の味。「からし菜」の育て方と簡単レシピ3選

ピリッとした辛味が楽しめる「からし菜」。おひたしや漬物、炒め物など、いつもと違った風味を味わいたいときにぴったりの野菜です。ベランダでも手軽に育てられるため、家庭菜園初心者の方にも向いています。今回は、からし菜の特徴からプランターでの栽培方法まで、実際に育ててみた体験を交えてご紹介します。

「からし菜」はアブラナ科の葉物野菜

からし菜はアブラナ科の葉物野菜で、ピリッとした辛味が特徴です。種類が豊富で、細長く切れ込みのある「葉からし菜」をはじめ、フリル状の葉でやわらかい食感の「マスタードグリーン」や、葉の色が赤紫色の「レッドマスタード」なども、からし菜の一種です。

からしやわさびと同じ辛味成分「アリルイソチオシアネート」を含んでおり、葉が傷つくことで成分が発生し、ツンとした独特の辛味が生まれます。

サラダや漬物など、いつもと違った味わいを楽しみたい方におすすめの野菜です。

からし菜は、春と秋が種まきに適した時期です。育てる環境にもよりますが、種まきから約1ヶ月〜1ヶ月半後、草丈が20cm前後になれば収穫可能です。

草丈10cm前後で収穫すれば、辛味がやさしいベビーリーフとして楽しめます。

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食卓に絶妙なアクセントを!わさび菜の”辛味”を引き出す方法とは

プランター栽培のコツ

からし菜はプランターでも簡単に育てられる葉物野菜です。ここからは、実際にプランターで栽培した様子と併せて、育て方のコツをご紹介します。

栽培に必要なアイテム

からし菜を育てるために必要なアイテムは、以下の通りです。

・からし菜の種
・プランター
・野菜用の培養土
・鉢底石、鉢底ネット
・防虫ネット、支柱
・備品(軍手、ジョウロ、ハサミ)

種はネットショップやホームセンターで購入できます。プランターは、根がしっかり張れるよう、深さ20cm以上のものを用意しましょう。

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春・秋が「種まき」に最適のシーズン

春と秋がからし菜の種まきに適した時期です。まずはプランターに鉢底ネットと鉢底石を敷き、野菜用培養土を入れて表面を平らに整えましょう。

その後、深さ1cmほどのまき筋を作ります。今回使用したプランターでは、2列分のまき筋を作りました。

まき筋ができたら、1cm間隔を目安に種を1粒ずつまきます。土を薄くかぶせて軽く押さえたら、たっぷりと水を与えましょう。このとき、深く種を埋めてしまうと発芽しにくくなるため、覆土は薄くするのがポイントです。

からし菜は種まき後から発芽するまでの間、土を乾かさないことが大切です。発芽後は、表土が乾いたタイミングで水を与え、過湿を避けてください。水の与えすぎを防ぐことで株が健全に育ち、辛味が出すぎるのも防げます。

発芽後「間引き」をする

発芽後、本葉が1〜2枚ほど出てきたら、混み合っている部分や発芽が遅れている株を間引きます。間引きを行うことで、残した株にしっかりと栄養が行き渡り、葉が大きく健全に育ちます。

また、株同士の間隔をあけることで風通しがよくなり、病気や害虫の予防にもつながります。思い切って間引くことが、元気に育てるための大切なポイントです。

間引いた若葉もおいしく食べよう

間引きは成長に合わせて数回行い、最終的に株間が10〜15cmほどになるように調整しましょう。間引いた若葉もやわらかく、十分に食べられるので、ぜひ活用してください。

私は洗って味噌汁に入れたり、冷ややっこにトッピングしたりして楽しみました。小さな葉でもピリッとした辛味があり、良いアクセントになりますよ!

草丈20cm前後で収穫

草丈が20cm前後に育ったタイミングが収穫の目安です。収穫する際は、株元をハサミで丁寧に切りましょう。収穫が遅れると葉がかたくなり、辛味が強くなりやすいのでご注意ください。

【ポイント】種まき後から防虫ネットをかぶせる

からし菜は害虫が寄ってきやすいため、種まき後から防虫ネットをかぶせて育てるのがおすすめです。プランターに支柱を数本立て、その上からネットで覆いましょう。

実際に育てていると、小さな虫がネットに寄っている場面を何度も見かけました。虫を見つけたら早めに取り除き、ネットがずれていないかなど、こまめに確認することが大切です。

防虫ネットをしっかり設置しておけば、大きな被害はほとんどなく、家庭菜園初心者でも安心して育てられました。

採れたての「からし菜」を楽しむアイデア3選

ここからは、収穫したからし菜の楽しみ方を紹介します。生のままでも食べられますが、ほどよく辛味を味わいたい方には、さっと火を通す簡単なアレンジがおすすめです。おつまみにもぴったりですよ。

【アレンジ1】おひたし

〈材料〉
・からし菜
・醤油、かつお節

〈作り方〉
1:鍋に湯を沸かし、洗ったからし菜を30秒〜1分ほどサッと茹でる
2:冷水で冷やし、軽くしぼって食べやすい大きさに切る
3:醤油とかつお節をかけて完成

ほうれん草や小松菜のおひたしとは違い、ピリッとした辛味がアクセントになります。サッと湯に通すことで辛さがやわらぎ、食べやすくなりますよ。

【アレンジ2】即席の漬物

〈材料〉
・からし菜
・お好みの調味料

〈作り方〉
1:からし菜を洗い、食べやすい大きさに切る
2:ポリ袋に入れ、お好みの調味料を入れる
3:軽くもみ、約10分置いたら完成

今回は塩昆布とお酢を少し加えて作りました。塩や砂糖、鷹の爪を使うのもおすすめです。辛味が気になる場合は、短時間湯通しすると食べやすくなります。

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【アレンジ3】炒め物

〈材料〉
・からし菜
・厚揚げ
・調味料(砂糖、醤油、みりんなど)

〈作り方〉
1:からし菜は洗って食べやすい大きさに切り、厚揚げは一口大に切る
2:フライパンに油をひいて熱し、厚揚げを入れて焼く
3:焼き色がついたらからし菜を加え、サッと炒める
4:調味料を加えて、さらに炒め合わせたら完成

甘辛い味わいの中にピリッとした辛味がある一品です。お好みで豚肉を加えると、ボリュームが出ます。

初心者でも失敗しにくい!からし菜を育ててみよう

からし菜は、ピリッとした辛味が特徴の葉物野菜で、家庭でも手軽に栽培できます。プランターを使えば場所を選ばず、自宅のベランダでも育てられます。実際に育ててみると手間もかからず、毎日少しずつ大きくなっていく様子を観察するのが楽しい野菜でした。

収穫後はすぐに食べられ、さまざまな料理にアレンジできるのも魅力のひとつです。ぜひプランター栽培に挑戦して、採れたてならではのピリッとした風味を、毎日の食卓で楽しんでみてください。

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田中青紗

ライター/作家。Web媒体を中心に、取材記事やエッセイ、短編小説などを寄稿。食や暮らしにまつわるジャンルが好きです。ベランダでハーブ栽培にも挑戦しています。 ◼︎Instagram:@tanakaasa_life ◼︎note:https://note.com/tanakaasa_life

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