ベランダがイチゴ畑に!プランターで甘いイチゴを無限に収穫する育て方のコツ
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子どもと一緒に“イチゴ狩り”気分を味わえる家庭菜園、憧れますよね。実は、プランターでもしっかり甘いイチゴが育てられるってご存じでしたか?この記事では、甘くておいしい実を収穫するための育て方から、翌年も楽しめる“苗づくり”の裏技まで、ベランダでイチゴ栽培を楽しむコツを丁寧にご紹介します!
家庭菜園のイチゴは甘くない?そんな悩みは“育て方”で解決できます!

「家庭菜園のイチゴは酸っぱい」「甘くならない…」という声をよく聞きますが、実は栽培環境と管理次第で甘い実はちゃんと育ちます!
【イチゴ栽培3つのポイント】
- 日当たり(1日6時間以上)
- 肥料(元肥+追肥)
- 水の量とタイミング(過湿NG)
また、実ができる時期の昼夜の寒暖差が甘みを高める要素にも。春から初夏にかけて実をつける品種を選ぶことで、気温差を活かした甘さが引き出せますよ。
初心者でも安心!プランターで甘いイチゴを育てる基本手順

イチゴの苗の植え付ける時期は10〜11月頃がベスト。この頃になると、ホームセンターのグリーンコーナーにも苗がたくさん並びます。春の収穫に向けて、秋からゆっくり根を張らせておきましょう。

【必要な道具】
- 深さ20cm以上のプランター
- 市販の野菜用培養土(酸性は避け、中性~弱アルカリ性が◎)
- イチゴの苗(四季なり or 一季なり)
- 緩効性肥料・液体肥料
- ジョウロ・支柱・マルチ(黒ビニールor稲わらなど)

【育て方の基本ステップ】
- プランターに土を入れ、元肥を混ぜる
- 苗の“クラウン(株元)”が埋まらないように植える
- 日当たりのよい場所に置く(午前の日光が理想)
- 水やりは土が乾いたらたっぷりと
- 春に花が咲いたら人工授粉(筆などで花の中心をつつく)
- 実が赤く色づいたら収穫!

室内でもOK?LED水耕栽培でイチゴを育てる方法

LEDライトを使えば、室内でもイチゴ栽培は可能です。LED室内栽培のメリットは、害虫リスクが低いことと、狭いスペースでもいちご栽培を楽しめるところ。
ただし、イチゴは“花が咲いて実がなる”果菜類なので、葉物野菜より手間はかかります。以下の注意点もメモしておきましょう。
【LED室内栽培の注意点】
- LEDライトは「赤+青」の植物育成用を選ぶ
- 花が咲いたら人工授粉が必要
- 肥料は「イチゴ栽培/果菜類向け」のものを使う

うどんこ病・害虫からイチゴを守る!家庭菜園の病害虫対策

イチゴは見た目と裏腹に、意外と病害虫の影響を受けやすい植物です。主なトラブルには、うどんこ病やアブラムシやナメクジなどの害虫による食害が挙げられます。
うどんこ病は白い粉状のカビで、風通しが悪い環境や肥料過多が原因になります。株間を広くして通気性を確保したり、葉が茂りすぎたらこまめに剪定するなどの対策が有効的です。
また、土の上に黒マルチや稲わらを敷いて、実が土に触れないようにすることも上手に育てるコツです。
葉や実を食べてしまうアブラムシ・ナメクジ・ダンゴムシなどの害虫からイチゴを守るには、早期発見と捕殺、天然成分の防虫スプレーを活用するといいでしょう。
“無限イチゴ”も夢じゃない!?ランナーで翌年の苗を増やす方法

イチゴをは「ランナー(つる)」を伸ばして子株を増やす性質があります。この子株を育てれば、翌年は苗を購入することなくイチゴ栽培が楽しめるんです!
四季なり品種はランナーが出にくい場合もあるため、一季なり品種(とちおとめや章姫など)がおすすめ。苗を増やす手順は以下の通りです。
【苗を増やすには…】
- 親株から伸びたランナーをカップなどで固定し、発根させる
- 根が出たら切り離し、ポットに植える
- 秋まで育てて本苗に!
家族で味わう、いちごのある暮らし

朝ベランダに出て、赤く色づいた実を摘む。自分たちで育てたイチゴをそのままパクリ。そしてたくさん採れたイチゴは、サンドイッチやデザートに。
そんなシンプルな体験こそが、子どもたちの記憶に残る「食育」になるのかもしれません。
プランターひとつで始まる、イチゴのある暮らし。甘い果実とともに、日々の暮らしに小さなよろこびを運んでくれますよ。







