【初めての収穫祭・後編】料理家・桑折敦子と塩山舞が作る、夏野菜料理11品!
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東京都世田谷区にあるTSUCHILL編集部の畑で、7月中旬に開催した収穫祭。みんなで汗をかきながら収穫した様子をレポートした前編に続き、後編では料理家の桑折敦子さんと塩山舞さんが振る舞ってくれた、収穫野菜を使ったごちそうパーティの模様をお届けします。
TSUCHILLの畑にプロの料理家が降臨!採れたて野菜がどんな料理に変身する?
TSUCHILL編集部員が4月末に種まきした夏野菜が、7月になるとどんどんと成長。収穫祭当日には、白なす、トマト、えだまめ、じゃがいも、にんじん、とうもろこし、きゅうり、紫なす、甘長とうがらし、ピーマンが立派に実をつけていました。
収穫祭には編集長の藤石をはじめ、編集部員や関係スタッフも勢揃いし、みんなで楽しく土と触れ合いました。
収穫後のパーティで料理を担当する料理家の桑折敦子さんと塩山舞さんは、野菜をもぎりながらその場で次々とメニューを考案。
このおふたりのコンビネーションと即興でつくり出す料理は、有名シェフも舌を巻くほどです。
野菜を知り尽くすスゴ腕の料理家が全11品を即興で料理!
野菜は適期収穫が理想ですが、仕事の合間をぬって畑作業をしていると、なかなかそうはいきません。
TSUCHILL農園の夏野菜も状態のいいものから、適期を逃して巨大化してしまったきゅうりや樹上完熟したトマトまで、品質的にはバラつきがありました。
ところが料理家のおふたりは、「それも個性!」と言いながら、野菜の状態を見極めてメニューを考えてくれました。
一般流通する野菜と自分たちで育てた野菜とでは、見た目も味も違いがあって当然なのかもしれません。
収穫祭に集まったメンバーも野菜を洗ったり皮を剥いたり、みんなでお手伝い。キッチンから漂うごちそうの香りに誘われ、思わずビールをプシュ。
みんなで収穫して、みんなで料理を作るという贅沢なひとときを過ごしました。育ってくれた野菜と大地に感謝!
「さぁ、できたわよ!」の掛け声から、ごちそうパーティがスタート!
あたたかい料理は、あたたかいうちに!続々と出来上がる料理を前に、「いただきます!」と手を合わせた途端に次々と箸が伸びます。
自分たちで収穫した野菜を、みんなでありがたくいただく幸せ。東京・自由が丘のワインショップ「ウィルトスワイン」が、今回のためにセレクトしてくれたナチュラルワインが、夏野菜の料理を盛り立ててくれます。
ここからは、パーティで提供された夏野菜のごちそう全11品を紹介していきます!
「適期を過ぎたとうもろこしは、芯にうまみが移るから、芯ごとスープにするとおいしい」と、スープ専門店「Soup Stock Tokyo」のほとんどのメニュー開発を行ってきた桑折敦子さんならではのアドバイスも。
また、塩山舞さんは「せっかく畑に来たんだから、きゅうりの葉っぱやなすのお花もとって、飾りつけに!」と、収穫パーティならではの演出も。
メキシカンとうもろこし
枝豆のスパイシー炒め
焼き茄子のベトナム風サラダ
巨大きゅうりのサラダ ヨーグルトソース
トマトとタコのマリネ
鶏手羽、とうもろこし、ゴーヤのスープ
白なすのフリット
甘とうがらしの詰め物フリット
甘とうがらしのオイル焼き
ピーマンと豚肉のホエイ蒸し焼き
樹上完熟トマトだけのパスタ
適期収穫を逃した野菜も、調理方法ひとつでおいしくいただけることを今回の収穫パーティを通して学ぶことができました。
世界中の料理を食べ歩いてきたおふたりだからこそ作れる料理…と思いきや、実はそんなに難しい調理工程はありません。
今回おふたりにつくっていただいた料理のうち6品は、TSUCHILLでレシピを公開するので、そちらの記事もお楽しみに!