きゅうりってこんなに伸びるの!?育てて観察、食べて楽しむ夏の自由研究
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きゅうりって1日で数cmも成長するって知っていましたか?その驚異的なスピードを親子で観察して、自由研究にぴったりな観察日記を付けてみましょう。ベランダでの育て方やプランター・ネットの設置方法も丁寧に解説します。さらに、収穫後には簡単に作れる浅漬けレシピで、美味しく食べる楽しみも!初めての方でも安心のガイドです。
「えっ、もうこんなに伸びた!?」きゅうりの“爆伸び”を観察してみよう

きゅうりは夏野菜の中でも成長が早く、条件がそろえば1日に2〜3cm以上も伸びることもある驚きの野菜です。
「昨日と比べて、明らかに長くなってる!」という瞬間は、子どもにとっても大きな発見。特にツルを伸ばしながら葉を増やす様子や、花が咲いてから実が育っていく過程は、毎日の観察にぴったりです。
成長が目に見えてわかるので、観察日記にも最適。写真を撮ったり、毎日の長さを測ってグラフにしたりと、自由研究の題材にもなります。初めての家庭菜園でも、楽しく続けられるのがきゅうりの魅力です。
ベランダで育ててみよう!省スペースでもOKな育て方

「きゅうりは庭がないと無理」と思われがちですが、実はベランダでも十分に育てられます。縦横のサイズよりも深さを重視してプランターを選び、園芸用ネットを使って縦に伸ばしてあげましょう。
まずは、必要なものをそろえましょう。
【ベランダきゅうり栽培に必要なもの】
・深さ30cm以上のプランター
・野菜用培養土
・きゅうりの苗(初めてなら接木苗がおすすめ)
・支柱
・園芸用ネット
・ジョウロなどの水やりグッズ
土は保水性の良い培養土を使って、しっかりと水やりを行いましょう。
ネットはプランターの横に支柱を立てて張りますが、支柱とネットがセットになったキットも市販されているので、初めての方はそちらの方が手軽に挑戦できますよ。

夏休みの宿題にも。簡単観察日記&自由研究アイデア

前述の通り、きゅうりは日当たりや気温などの条件がそろうと1日に2〜3cmも成長することがある野菜です。この驚きのスピードは、観察日記や自由研究のテーマにぴったり。目に見えて変化するので、子どもも飽きずに取り組めますよ。
観察を始めるなら、まずは「毎日同じ時間」に記録するのがポイント。たとえば朝7時に観察したら、翌日も同じ時間にチェックして変化を記録します。ついでに規則正しい生活リズムを維持するのにも役立ちそうですね。
きゅうりの成長を「見える化」しよう!

さらに、成長を“見える化”するアイデアとして、支柱やネットにマスキングテープやシールで目印をつけるのがおすすめ。
ツルが届いた位置に目印を貼って日付を記入しておけば、どれだけ伸びたかが一目瞭然になります。
さらに、100円ショップで売っているようなメジャーを支柱に沿わせて貼っておくと、伸びた長さをすぐに測ることもできますね。

また、日記には以下のような項目を記録すると、データとしても面白くなります。
✔日付・時間
✔天気・気温
✔ツルの高さ
✔花の数やつぼみの数
✔観察して気づいたこと
絵や写真を一緒に残しておけば、自由研究としても十分なボリュームに。成長スピードをグラフにしてみるのも良いですね。
収穫したらすぐ食卓へ!簡単きゅうりの浅漬けレシピ

大事に育てたきゅうり、収穫したらその日に味わいたいですよね。ここでは、自由研究の締めくくりにもぴったりな、親子で作れる簡単な浅漬けレシピをご紹介します。
【材料】
きゅうり…2本
塩…小さじ1
白だし…大さじ
ごま油…小さじ1
白ごま…適量(お好みで)
保存袋(ジッパー付きのものがおすすめ)
【作り方】
1.きゅうりは両端を切り落とし、ピーラーで縞目に皮をむきます。見た目が美しく仕上がるだけでなく、皮がややかためのきゅうりも食べやすくなり、調味料の染み込みもよくなります。特に小さなお子さんでも食べやすくなるひと手間です。

2. 綿棒やすりこぎで軽くたたき、手で食べやすい大きさに割ります。

3.保存袋に入れ、塩・白だし・ごま油を加えてよく揉み込みます。

4.空気を抜いて袋を閉じ、冷蔵庫で15〜30分置けばできあがり。仕上げに白ごまをふって完成です。

「自分で育てたきゅうりを自分で調理する」。その達成感は、子どもにとってきっと特別な体験になるはずです。食育の入り口としても、観察だけで終わらせず“味わうところまで”つなげてあげたいですね。
夏の自由研究は“育てて・観察して・食べて”楽しく!

きゅうりの驚くべき成長スピードを目にする体験は、子どもにとっても大人にとっても発見の連続です。
「育てて終わり」ではなく、毎日の成長を観察して記録し、最後は収穫して美味しくいただくまでのプロセスを楽しむことで、食への関心や自然のリズムに対する理解が深まります。

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