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カラフルで食卓が映える!スイスチャードの育て方。色を綺麗に出すコツは?

赤、黄、オレンジ、ピンク…まるで花束のような茎の彩りが魅力の「スイスチャード」。別名「不断草(ふだんそう)」とも呼ばれ、暑さに強く長く収穫できるのが特徴です。この記事では、カラフルな茎の色をきれいに出すための育て方や栽培のコツ、食卓で映えるレシピまで、スイスチャードの楽しみ方をまるごとご紹介します!

スイスチャードってどんな野菜? 栄養価や由来、世界での食べられ方も紹介

スイスチャードはヒユ科フダンソウ属の葉野菜で、実はビート(甜菜)と同じ仲間。見た目の美しさから「カラフルほうれん草」と呼ばれることもありますが、味わいにクセはなく、加熱すれば柔らかくなり、サラダをはじめ炒め物やおひたし、スープなど幅広い料理に活用できます。

名前に「スイス」と付きますが、スイス原産ではなく、実は地中海沿岸が原産とされる野菜。英語では「chard(チャード)」と呼ばれ、特にアメリカやヨーロッパでは家庭菜園で人気のカラフル野菜として親しまれています。

栄養面では、ビタミンA・C・K、カリウム、鉄分などを豊富に含み、抗酸化作用や免疫力アップに期待がもてます。見た目の華やかさだけでなく、機能性の高い健康野菜でもあるのです。

色のバリエーションが魅力! スイスチャードの品種と選び方

スイスチャードの魅力は、なんといっても茎の色。赤、黄色、ピンク、オレンジ、白など、まるで花束のような色とりどりの茎が育ちます。

種の段階から色を指定できる単色品種もありますが、さまざまな色を楽しみたいなら「レインボー系ミックス」の種を選ぶのがおすすめです。

茎の色が鮮やかに育つかどうかは、栽培環境にも左右されるため、次の章では、色をきれいに出すためのコツも併せてご紹介します。

スイスチャード栽培は、プランターでも水耕でも楽しめる!

スイスチャードは丈夫で育てやすく、家庭菜園初心者にもおすすめの葉野菜。プランター栽培、水耕栽培のどちらでも育てることができます。

【栽培の基本】
・発芽適温:25℃前後(適応温度10~30℃)
・育成適温:15〜25℃(適応温度5~30℃)
・日照:日当たり〜半日陰
・発芽日数:5〜10日

<プランター栽培の場合>

【必要なもの】
・プランター(深さ20cm程度)
・野菜用培養土
・じょうろ
・液体肥料または緩効性肥料

【手順】
①種を2〜3粒ずつ、間隔をあけてまく
②覆土は5mmほど
③土が乾かないように水やりを続ける
④本葉が4〜5枚出たら間引く
⑤収穫は10〜15cmのベビーリーフ、または30cm以上に育てて大株で

<水耕栽培の場合>

【必要なもの】
・LED水耕栽培キットまたは水耕容器
・スポンジ培地
・水
・液体肥料

【手順】
①スポンジに種をまく(2〜3粒)
②発芽まで直射日光を避けて管理
③発芽後はLEDライトや窓辺で育てる
④液体肥料を週1〜2回追加
⑤10〜15cmほどでベビーリーフとして収穫可能

茎の色を鮮やかに出すには?栽培のコツ

スイスチャードの茎の色は、以下のポイントをおさえることでより鮮やかになります。

・日当たりをしっかり確保すること(特に午前中)
・肥料切れを起こさないようにする(葉が薄色になる場合は追肥を)
・間引きで風通しと日照を確保すること

また、株間が狭すぎると光が届かず色がくすむため、適切な間引きが色づきの決め手です。
水耕栽培の場合も、LEDライトをしっかり当て、成長が早すぎないように肥料濃度を調整しましょう。

ベビーリーフ or 大株? 目的に合わせた収穫スタイル

スイスチャードは、10〜15cmほどの「ベビーリーフ」として収穫することも、大きく30〜40cmまで育てて「大株」として使うこともできます。

ベビーリーフの魅力は「柔らかく食べやすい」「収穫が早い(種まきから20〜25日ほど)」「サラダやサンドイッチにぴったり」なところ。大株に育てるメリットは「葉が厚くなり、ソテーや炒め物に適する」「茎の色がより鮮やかに映える」ことが挙げられます。

どちらに育てるかは、料理のスタイルや好みに応じて選んでみてください。

カラフル野菜を食卓に。おすすめレシピも紹介!

スイスチャードは、茎の色を活かして料理に彩りを加えるのに最適。いつものサラダにスイスチャードを加えることで彩りが増します。

他にも、茎と葉を分けてガーリックソテーに、細かく刻んで具沢山スープに。料理に加えるだけで「映える食卓」が完成します。子どもも野菜を食べたくなるビジュアルになるのも有り難いです!

スイスチャードを育てる暮らしは、彩りある毎日につながる

カラフルな茎を見ているだけで、なんだか元気が湧いてくるスイスチャード。
日々の食卓に彩りを添えてくれるだけでなく、家庭菜園の楽しさも味わえる、心を明るくする野菜です。

ベランダやキッチンで、赤や黄色、オレンジやピンクの茎がすくすく育つ様子は、まるで自然のパレット
ぜひスイスチャードを育てて、彩り豊かな日々を楽しんでみてはいかがでしょうか?

HAL-Mam

ヨガインストラクターの資格を持つ、料理好きな一児のママ。自宅の緑化計画を遂行しながら、家庭菜園もマイペースに楽しんでます♫TSUCHILLではキッチンガーデン記事を担当。 Inatagram:https://www.instagram.com/halmam045/

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