家具は“組み立てて終わり”じゃない?カインズの「絵付けワークショップ」体験記
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こんにちは、TSUCHILL編集部員の田中です。
数年前から暖かい季節になるとベランダで大葉を育てています。今年も「小さく家庭菜園に挑戦したいな」と思っていたところ、カインズ新宿店で気になるワークショップを発見しました!
「プランタースタンドの絵付けワークショップ」です。プランターが置けるシンプルな組み立て式の木製スタンドに、オリジナルの絵付けができるプログラムだそう。
私はいつも苗を入れたプランターをベランダに置くだけでした。プランタースタンドを取り入れると、高さが出て風通しがよくなるそうです。
また、地面から離れるので害虫対策、お手入れのしやすさ、インテリアとしての見た目もよくなると言われており、「家庭菜園やグリーンを飾るのがより便利で楽しくなるかも!?」と思いました。
講師のイラストレーター・くらちなつきさん指導のもと絵付けができるので、絵付けに自信がない方も安心。事前情報によると、工具も不要なのでDIY初心者でも気軽に参加できるワークショップとのこと。
好奇心と実益の両方を満たしてくれるこのプログラムに心惹かれた私は、カインズ新宿店に足を運び、くらちさんの手ほどきを受けながら世界に一つだけのプランタースタンドを作ってきました。
というわけで、実際に参加してみてわかった今回のワークショップの楽しさと、私が感じた”プラスひと手間”の喜びを、当日の会場の模様とともにレポートします!
Photo:TSUCHILL編集部/Text:田中青紗
提供:株式会社カインズ
【講師:くらちなつき さん】
2016年武蔵野美術大学油絵学科卒業。
広告、書籍、雑誌、WEB、商品など様々な媒体で活動中。
主なお仕事にマガジンハウスGINZAでの連載「22時の冷蔵庫」、
ファッション誌の挿絵、アパレルブランドのテキスタイルやコラボレーションなど。
https://natsukikurachi.wixsite.com/illustration
使用するプランタースタンドは「くらしを自分でつくる家具」がコンセプト
今回のワークショップで使用したのは、コンピューター制御で複雑な形状を切り出せる木工用CNCルーター「ShopBot」を使って、事前に切り出した木材たち。こちらは、DIYで仕上げる「オーダーカット家具」のプラットフォーム「CAINZ DIY MARKET」のサービスのものです。
「CAINZ DIY MARKET」は”くらしを自分でつくる家具”をコンセプトとしたカインズの試みで、一般的な組み立て家具や既製品の家具ではなく、組み立てた後にDIYができるのが特徴です。
組み立てて終わりではなく、その人の暮らしに合った塗装や絵付け、磨きなどを行い「自分らしい家具にしてほしい」という願いが込められています。自分で作るとモノや生活空間への愛着が増すきっかけにもなりそうですよね。
ワークショップは、午前と午後の2回にわけて開催されており、私は午後の部に参加。実際に手を動かす前に、午前の部に参加されていた方の作品を見せていただきました。
皆さん、とてもお上手!
私は絵付けにあまり自信がないため「無事に完成できるかな」と、緊張しつつも(笑)いざ実践!
下絵からスタート。先生のアドバイスをもとに進めていきます
まずは紙に下絵を描きます。私は今回、花や草をイメージして描いてみることに。見本のイラストも置いてくださっているので「どんなものを描こう?」と悩む方も真似ができます。
お花は最初に◯を描くのがポイントなのだそう。◯の中に収まるように花びらを描いてから茎や葉を描いていくと、全体のバランスが上手く取れるんだとか。
早速アドバイスを参考に描いていきます。
下絵が描けたら、ここで一度絵の具を使って色を塗ります。配色はなかなか難しいので、一旦塗ってみて完成イメージを高めるのが目的だそう。
くらち先生によると、5色までに絞ると全体的にまとまりが出るんだとか。とはいえ、「絵付けは自由!楽しんで塗ってくださいね」ともおっしゃられていたので、参考にしつつ好みの色を探してみることに。
私はフチを赤系の色に塗ってみました。あとはバランスを見ながら黄色、赤、ピンクと花びらを着色。
下絵が完成したらプランターを組み立てて、板に下描きをしていきますよ。
ここもポイント!単体の板に描いてしまうと全体のバランスが掴みにくいそうです。たしかに組み立ててから下絵を描くと「もっと花は大きいほうがいいかも」といった、全体イメージが掴みやすくなりました。
下絵が描けたら、ついに色塗りの作業に。まずは、絵の具がはみ出しそうな部分にマスキングテープでカバーをします。
いよいよ本番!塗る作業は楽しいだけじゃなく、心地いい時間にもなる
いよいよ絵の具を使って板に着色していきます。まずはフチの赤から。大きめの筆を使って、一気に塗っていきます。
絵の具をパレットの上で混ぜてから、水を多めに含ませた筆で伸ばします。スルスルと色がついていくから楽しい〜!
絵の具セットを使って絵を描いていた子どもの頃を思い出しました。
フチが塗れたら花や草の着色に取り掛かります。
メインとなる部分なので、集中してもくもくと作業。他の参加者の方々も集中していて、くらち先生によると「この時間が一番無言になる(笑)」そうです。
たしかに色を塗っていると、つい作業に没頭してしまいます。いろいろな雑念を払える心地いい時間でもあるな〜と感じました。こういう時間、最近あまり作れていなかったかも。
チューリップの花びらの”らしさ”が際立つように、先生にアドバイスをもらったり、色の配色のサポートをしていただいたりして完成も間近。
最後に組み立てをして……無事に出来上がりました!
絵付けって楽しい!ワークショップをきっかけにコミュニケーションの輪も広がる
完成品を見た周囲の方たちから、「可愛い」「北欧風ですね」といったお言葉をいただき、思わず顔がほころぶ私。嬉しかったです(照)。
試しにグリーンを飾ってみると、一気に雰囲気が出ました。自分で絵付けしたものだと、プランターにも、飾るグリーンにも愛着が湧くんだなと思いました。このスタンドを使って、大葉を育てたいなあ!
今回のワークショップ参加をきっかけに、今年は積極的に家庭菜園やグリーンを飾ることに挑戦したいです。
「私には絵付けやDIYはできないかも……」と不安でも、やってみると案外簡単だったり、楽しいと感じたりすることも。既存のモノを組み立てて終わりではなく、そこにプラスαで自分で何かしてみる作業は、心地いい時間であるとも思いました。
忙しい毎日ですが、“自分で作ってみる”と暮らしがより彩るかもしれませんね!
現在新宿店でのワークショップは、月に3回ほどのペースで開催されているそうです。他店ではほとんど毎日開催しているところもあるんだとか。
カインズのワークショップは、バリエーションの豊かさも魅力のひとつで、過去には工具を使っての組み立て作業や、多肉植物の寄せ植えなども行われていたそう。
お客様の中にはワークショップを通じて親交を深め、他店舗のワークショップに一緒に参加する……といったコミュニケーションも生まれているそうです。ワークショップをきっかけに新しい人間関係が広がるなんて素敵ですよね。
DIYや家庭菜園、グリーンなどに興味がある方は、ぜひ一度、カインズのワークショップをチェックしてみてください。
◆CAINZワークショップ
https://reserve.cainz.com/
◆使用した「プランタースタンド」
https://img.cainz.com/diy-market/item.html?jan=4549509971979
◆CAINZ DIY MARKET
https://img.cainz.com/diy-market/index.html