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意外性100%!夏野菜が無限に食べられる簡単パーティー料理【プロから学ぶ創作料理その3】

意外性100%!夏野菜が無限に食べられる簡単パーティー料理【プロから学ぶ創作料理その3】

TSUCHILLファームで採れた野菜を使って、料理家の桑折敦子さんと塩山舞さんが作ってくれたアイデア料理のレシピを紹介するシリーズ企画・第三弾。今回は「味の意外性と見た目の両方を兼ね備えたパーティーを作りたい」というリクエストに応える、「紫なす」と「とうもろこし」の2種のレシピです。

Photo:吉田達史/Text:馬渕信彦

紫なすととうもろこしの創作料理で、世界を旅してみましょう!

7月中旬に開催したTSUCHILLファームの収穫祭では、編集長の藤石をはじめとした編集部員一同に加え、姉妹メディア「ハピキャン」の関係者にも集まっていただき、みんなで楽しく土と触れ合いました。

収穫した野菜は、じゃがいも、にんじん、とうもろこし、えだまめ、きゅうり、トマト、紫なす、白なす、甘とうがらし、ピーマンの10種。どれもスーパーに並ぶ定番の野菜ですが、自分たちで育てるとやはり特別感があります。

<収穫祭当日のレポート記事前編はこちら>

<収穫祭当日のレポート記事後編はこちら>

いつもの野菜で、いつもの料理を作るのもありですが、収穫パーティーには料理のプロフェッショナルに来ていただいたので「何か新しい料理を作ってみたい!」とリクエストしてみました。

そこは世界を旅しながら料理をしてきた桑折さん。「紫なすととうもろこしを使って、料理で旅をしてみましょう」と、快く引き受けてくれました。

紫なすはベトナム風、とうもろこしはメキシコ風に

【教えてくれた人】

桑折敦子(こおり・あつこ)さん

スープ専門店「Soup Stock Tokyo」のほとんどのメニュー開発を行ってきた、通称“スープの女神”。 フリー転身後も業務委託として新商品の開発に携わるほか、料理家/フードプランナーとして企業の商品開発やメニュー監修、料理イベントやメディア出演などで活躍しています。

「紫なすは丸ごと焼いて、南ベトナムでよく食べられている、“おかずになるサラダ”を作ってみましょう。

とうもろこしは、メキシコのストリートフード『エローテ』に。調理工程は決して難しくないので、ぜひ料理で世界を旅してみてください!」(桑折さん)

TSUCHILL収穫祭レシピ「焼きなすのベトナム風サラダ」

※写真は収穫パーティー時に撮影したイメージです

<用意した材料> 2人分

  • 紫なす:4本
  • サラダ油:小さじ1
  • 豚ひき肉:100g
  • 塩:少々
  • 胡椒:少々
  • 万能ねぎ(小口切り):6~7本 
  • フライドオニオン:適量

【A】ドレッシング ※下記を混ぜておく

  • ニョクマム(ナンプラーでも可):大さじ2
  • 砂糖:大さじ3
  • レモン汁:大さじ3
  • 水:大さじ2
  • おろしにんにく:小さじ1/2
  • 鷹の爪みじん切り:1本

<調理工程>

1 紫なすの皮に包丁で切れ目を入れ、焼き網の上で表面が真っ黒になるまで焼く。人肌に冷めたら皮を剥き、食べやすく裂いて皿に盛る。

2 フライパンにサラダ油を入れて熱し、豚ひき肉を炒めて塩・胡椒をして、1の上にかける。

3 2の上に小口切りした万能ねぎをのせ、【A】のドレッシングをかける。その上にフライドオニオンを散らす。

「あ、焦げちゃう!」と思っても、心を落ち着けて放置するのがポイントです

「なすは真っ黒焦げになるまで焼くことが、おいしく作る秘訣です。今回はガス火で焼きましたが、キャンプやBBQでは炭火で焼くのがおすすめ!

炭火の香りがつくことで香ばしくなり、家のグリルで焼くのとはひと味違った料理になります」(桑折さん)

TSUCHILL収穫祭レシピ「メキシカンとうもろこし」

※写真は収穫パーティー時に撮影したイメージです

<用意した材料> 2人分

  • とうもろこし: 2本
  • マヨネーズ:適宜
  • 粉チーズ:適宜
  • チリパウダー:適宜
  • ライム:適宜

<調理工程>

1 とうもろこしの皮を剥き、2%の塩水(分量外)で10分程度茹でてザルにあげておく(BBQなら皮ごと焼いてから剥くのがおすすめ)。

2 バットかお皿の上で①にマヨネーズを塗り、その上から粉チーズをたっぷりかけ、チリパウダーをふりかける。

3 食べるときにライムをしぼる。

とうもろこしを擦り合わせるようにして、マヨネーズを塗ります

「適期に収穫した甘いとうもろこしは塩茹でが一番おいしいですが、収穫時期が遅れたり、収穫してから時間が経ってしまったとうもろこしは甘さが落ちてしまいます。

そんなときは、スパイスの風味やチーズのコク、ライムの酸味を加えて料理してあげれば、おいしく食べられます」(桑折さん)

世界の屋台料理はキャンプでワイワイ食べるのもおすすめ!

今回ご紹介した2つの料理は、収穫祭に参加したメンバーも初めて食べるようで、みなさん興味津々でした。

「焼きなすのベトナム風サラダ」は、丸焦げになるまで焼いたなすの香ばしい香りがやみつきに!炒めた挽肉も一緒に食べられるので、おかずになるサラダです。

「メキシカンとうもろこし」は、日本の屋台では絶対にお目に掛かれないメキシコのストリートフード。マヨネーズとチーズ、チリパウダーとライムという南国パラダイスな味付けに、ビールが進みます。

「世界の屋台料理は、キャンプ飯やBBQに最適」と桑折さんが教えてくれた通り、収穫した野菜や道の駅で買った野菜で野外クッキングするのも楽しそう。

見慣れない料理だからこそ、ゲストがいるときに作れば盛り上がること間違いなし。ぜひみなさんも作ってみてください!

馬渕信彦

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