苦くない!?若いゴーヤを使った簡単漬物レシピ付き栽培記
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独特の苦味で知られるゴーヤ。でも実は、成長途中の若い実を収穫すれば苦味がぐっとやわらぎ、みずみずしくて食べやすくなるんです。家庭菜園なら、そんな“食べ頃の見極め”も自分次第。やわらかいうちに収穫して漬物にすれば、子どもと一緒に楽しめる夏のおかずに早変わり。ゴーヤが苦手な人にもぜひ試してほしい楽しみ方です。
ゴーヤの苦味はなぜ強くなる?若採りのメリットとは

ゴーヤは夏の定番野菜ですが、独特の苦味が苦手という声もよく聞きます。けれど、苦味の原因となる成分は、実が成長するにつれて増えていくため、若いうちに収穫すれば苦味がぐっと抑えられるんです。
ということは、家庭菜園なら収穫タイミングを自分で調整できるので、子どもでも食べやすいゴーヤを育てることができるということです!

以降では、初心者にもわかりやすい育て方や収穫のポイントと、簡単な漬物レシピをご紹介。ぜひゴーヤの魅力を親子で堪能してみてください。
初心者でもできる!ゴーヤの育て方の基本

ゴーヤはプランターでも育てやすく、ベランダ菜園にぴったりの夏野菜です。日当たりの良い場所を選び、水はけの良い土を使いましょう。
つるがよく伸びるので、支柱やネットでしっかり誘引すると育ちやすくなります。グリーンカーテンとしても人気で、夏の日差しをやわらげる効果も期待できます。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、過湿には注意してください。
【必要なもの】
・ゴーヤの苗
・プランター(深さ30cm以上、容量15リットル以上、横幅40cm以上が理想)
・支柱やネット
・園芸用土(水はけの良い野菜用培養土がおすすめ)
・軽石や鉢底石(排水性を良くして根腐れ予防)
・ジョウロやホース
苦味を抑えるカギ!ゴーヤの収穫タイミング

苦くないゴーヤを作るには、収穫のタイミングがとても重要です。一般的に、実がまだ小さく、長さが10〜15cm程度の若い状態で収穫すると、苦味がぐっとやわらぎ、食べやすくなります。
表面のイボが柔らかく、みずみずしい状態であることも、目安のひとつ。一方で、実が大きくなりすぎると苦味が強くなるほか、種やわたも硬くなり、食感が悪くなります。
こまめに実の成長をチェックし、早めの収穫を心がけましょう。もし収穫が遅れてしまった場合でも、熟したゴーヤは佃煮や揚げ物など、調理法を工夫すれば美味しく食べられます。
さっと和えるだけ!子どもも喜ぶ塩昆布ゴーヤ漬けレシピ

ゴーヤの苦味をやわらげる調理のポイントは、
✔「わたと種をしっかり取り除くこと」と
✔「薄切りにして塩もみすること」です。
わたには苦味成分が多く含まれているため、丁寧に取り除くことで食べやすさがぐっとアップします。

薄く切ったゴーヤは塩をまぶして数分置くと余分な水分が抜け、苦味も和らぎます。ここに塩昆布とごま油を加えて和えるだけで、簡単でうま味たっぷりの浅漬けが完成。
塩昆布の塩気と旨味が苦味を包み込んで、子どもも食べやすい味わいになりますよ。
【材料】
若採りゴーヤ…1本(小さめのもの)
塩昆布…10〜15g(お好みで)
ごま油…小さじ2
白ごま…小さじ1
【作り方】
1.ゴーヤは縦半分に切り、スプーンでわたと種をしっかり取り除く。

2.薄くスライスし、塩(分量外)をまぶして5分ほど置き、水気を絞る。

3.ボウルにゴーヤ、塩昆布、ごま油、白ごまを入れて和える。

4.冷蔵庫で10分ほど置くと味がなじんでさらに美味しくなる。

お好みで柚子胡椒を少量加えるとピリッと爽やかな風味がプラスされて、大人が楽しめる味わいに。また、ツナやかつお節を混ぜるのも旨味がアップするのでおすすめです。彩りに赤パプリカやにんじんの千切りを加えると、見た目も華やかになりますよ。
“苦くないゴーヤ”で夏を乗り切ろう!

夏の暑さでほてった体を冷ますのに、ゴーヤはぴったりの夏野菜です。苦味が抑えられた若採りゴーヤなら、子どもも食べやすく、家族みんなで夏バテ予防をサポートできます。
さらに、ベランダや庭の家庭菜園で育てたゴーヤは、トマトやキュウリ、オクラなど他の夏野菜とも相性抜群。
さっぱりとした漬物やサラダに組み合わせて、毎日の食卓を彩り豊かにしてみてはいかがでしょうか。夏の暑さを乗り切る心強い味方として、“苦くないゴーヤ”をぜひ家庭菜園に取り入れてみてくださいね。
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